読んだ本
感想
ネットワークの基本を体系的に分かりやすく学べる本だと感じた。例えばネットワークスペシャリスト試験の学習を始めるときに全く知識がなければ、まずこの本を読んでも良いと思う。
相性が合わなかった書籍
以前『ネットワークはなぜつながるのか 第2版』を読んだことがあったが、こちらはあまり合わなかった。
個人的に、読むタイミングが悪かったと思う。
- 本の内容
- 「ブラウザにURLを打ち込んでからの流れ」なので、恐らく整理して理解する向きではなかった
- デザイン
- 単純に2007年発売ということもありデザインもやや古い印象があり、苦手意識に繋がってしまった気がする
今回は比較的読みやすかった
その後、こちらの『マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)』を読んだ形となる。こちらは整理しながら読むのに適していたし、初学者の自分には向いていた。
- 本の内容
- 基礎的なレベルが十分抑えられる
- 例えばネットワークスペシャリスト試験で言うと、問題さらさら解けるまではいかないけど、解説が大体読めるようになるとおもう
- デザイン
- 紙面が広く、余白に自分用のメモを書き込みやすい
- 章や用語ごとに大きくページを分けていて整理しやすい
学べる知識レベル
ちなみにどの程度の内容が学べるかだが、例えば以下の問題が解ける。
問10 複数のVLANを一つにまとめた単位でスパニングツリーを実現するプロトコルはどれか。
BPDU
GARP
MSTP
RSTP
(ネットワークスペシャリスト令和5年春期 午前Ⅱ 問10)
問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2023年度、令和5年度) | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
もし仮に答えが分からなくても、「VLAN」「スパニングツリー」は概ね知っているので、後は覚え直せば良いという知識レベルである。その意味では、基本が学べると言って良いと思う。
もちろん、そううまくはいかない
ただ単に一読したあとの知識レベルは、現実的には「問題文とか解説の言っている内容は大体分かるけど、そこまでは知らないよ~」ぐらいだと思う。
先の問題も本に軽く説明が入っていたが、そこまで覚えていなかった。